2025年11月26日と12月10日、東邦大学理学部様(習志野キャンパス)にて「スポーツ・健康科学」の講義を担当させていただきました。この授業でスポーツ情報分析とスポーツ映像分析についての講義をさせていただくようになって、5年目を迎えました。過去の授業履歴はこのページ下にあります。

今年も40名弱の受講者に対して、2週にわたって講義と演習を組み合わせた授業を行いました。

11月26日の1回目は、講義部分がスポーツにおける情報分析とその活用について、演習部分は手作業の分析とパフォーマンス分析ソフトの操作体験という内容で実施しました。

[講義]スポーツにおける情報とその活⽤

  • スポーツにおける様々な情報とその活⽤について学ぶ。
  • 特にスポーツパフォーマンスの向上、改善のために⾏われている「スポーツパフォーマンス分析」について、⽬的や⼿法、最新のトレンドに関する理解を深める。

[演習]スポーツパフォーマンス分析の様々な⽅法の体験

  • ソフトウェアや PC を使⽤しない、⼿作業での基本的なデータ収集⽅法を学ぶ。
  • PC ソフトウェアを⽤いたスポーツパフォーマンス分析の基本を体験する。

[提出物]⼿作業による分析(度数表、俯瞰図)のワークシート


12月10日の2回目では、講義部分ではコーチングにおける映像分析の活用方法について、演習部分ではパフォーマンス分析ソフトを使い、全員で1つのゲームの分析に取り組んでみました。

[講義]スポーツにおける映像分析の活⽤

  • スポーツのコーチングにおけるさまざまな映像の活⽤(映像でのフィードバック、動作分析、ゲームパフォーマンス分析など)について学ぶ。

[演習]パフォーマンス分析ソフトウェアを使った映像分析(球技の試合分析)

  • バスケットボールのシュート成功率、オフェンス時間の計算
  • 1 試合の映像を全員で少しずつ分担してデータ⼊⼒
  • 収集したデータをダウンロードし、Excel を使ってぞれぞれの指標を計算

[提出物]分析内容のレポート


多人数でゲームパフォーマンス分析の演習を行う場合、手際よく進めるための私なりのポイントがいくつかあります。ゲームパフォーマンス分析の演習授業の導入をお考えの先生にも、ぜひお勧めしたい方法です。

  • どうしても手間取ってしまうのが最初のログインのところです。そこで、あらかじめ演習用のIDをたくさん作っておいて、それをこの時間だけ配布しています。
  • 入力したデータをダウンロードしてExcelで集計を行う際、タグを使っていると関数を使う必要が出てくることがあるので、並び替えだけで簡単に集計できるよう、フォームにはボタンだけを用意します。
  • 分析対象の競技や分析項目を各自に選択させられるとベストですが、多人数の時は割り切って同じ競技映像、同じ分析フォームを使うようにしています。むしろその方が、その後の集計や考察に時間が取れるようになりました。

学生の皆さんが手際よく作業を進めてくれたおかげで、時間内に2つの試合について、シュートの成功率、両チームのオフェンス時間を計算し、その数値からこのゲームの様相を考えるところまで進めました。

収集>分析>考察のサイクルの最後まで辿り着けた分、ゲームパフォーマンス分析の面白さを、少しでも感じてもらえていればと思います。

(画像)1人が約5分ずつ分担しました。分担の切れ目がちょうどオフェンスの切れ目になるよう、私があらかじめビデオを見ておいた上で時間指定しています。

(橘 肇/Vosaic国内総代理店 橘図書教材)


[ Provided by Vosaic ]