医療シミュレーション教育の効果を高める映像分析

ある調査によれば、重大医療事故の原因の7割が「コミュニケーションのエラー」にあると報告されています。コミュニケーション改善に有効な方法の1つがシミュレーション教育ですが、有効なデブリーフィング(振り返り)を行うには、「早く、明確な」フィードバックが必要です。曖昧な記憶に頼った振り返りで時間を浪費するより、Vosaicを使ったリアルタイムの映像分析で、シミュレーショントレーニングの効果をさらに上げましょう。

医療シミュレーション教育におけるVosaicの活用例

  • 映像と数値データによるシミュレーショントレーニングの振り返り
  • シミュレーショントレーニング中のリアルタイムフィードバック
  • 医療従事者のベッドサイドマナーの改善と向上
  • 患者との会話、コミュニケーションの質の改善
  • 講習会、ワークショップの事前学習のためのビデオ配信
  • リモートでの講習会、ワークショップでの遠隔フィードバック

Vosaicの技術的な基盤はCOPPA(児童オンラインプライバシー保護法)、FERPA(家族の教育権利とプライバシー法)、HIPAA(医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)に準拠して設計されています。またデータの機密性と安全性を維持するように設計されているため、安心してご利用になれます。

シミュレーション実施中にリアルタイムで映像フィードバック

  • 高価な専用機材も常設のカメラも使わずに、リアルタイムで映像フィードバックを行うことができます。
  • iOSデバイスのカメラと専用アプリだけで、自由に動きながら撮影とシナリオの遂行状況の分析を行うことができます。
  • PC(Win、Mac)とビデオカメラを接続すれば、リアルタイムで分析を行いながら、その画面をプロジェクターに映して参加者にも見せられます。
  • 分析のルーブリック(評価項目)は、既存の評価フォーマットを使うことも、自由にデザインすることもできます。
  • ローカルネットワークの範囲内なら、5台までのPCに対してネットワーク経由で録画中の映像を配信できます。

「Vosaicを使うと、シミュレーション中の重要な瞬間を即座に記録し、デブリーフィングの際に明確に示すことができます。患者安全の向上につながります。」

スタッフ教育担当者
カイザー・パーマネンテ

シミュレーション講習会の支援

コロナ禍により、集合型の研修の実施が困難になっています。しかしシミュレーショントレーニングの重要性は変わりません。

「Vosaic」を使えば、遠隔講習でも、シミュレーショントレーニングの学習効果を高めることができます。例えば、会場で実施しているシミューレーションを評価者が遠隔で分析したり、収録したシミュレーションのビデオをアップロードして、参加者に分析やコメントをさせたりといった方法が考えられます。

「Vosaicの柔軟性のおかげで、どんなシミュレーションのシナリオでも自分たちで簡単に設定できます。もしサポートが必要な場合でも、Vosaicのスタッフが迅速に支援してくれます。」

マリー・レスラー(看護シミュレーションラボ コーディネーター)
グレンデールコミュニティカレッジ

チーム医療のコミュニケーションの質を数値で分析

  • シナリオが正しく遂行できているか、手技の継続時間、遂行の質といった角度から定量的に評価できます。
  • チーム医療におけるスタッフ間のコミュニケーションのような「ノンクリニカルスキル」を客観的に分析し、改善の鍵を発見できます。
  • 看護学部や看護専門学校において、患者との問診、ベッドサイドマナーの改善や向上に活用することができます。
  • 良いコミュニケーションのハイライトビデオを作成し、コメント付きでスタッフに共有できます。
  • IRR(評価者間信頼性)の機能により、研究において必要な複数の評価者間での比較ができます。