2022年10月27日と12月6日の2回にわたって、順天堂大学大学院スポーツ科学研究科様で開講されている「球技の指導理論と方法」のオンライン講義を担当させていただきました。
自宅の部屋からでは、どうも気持ちの切り替えがうまくできないので、ご協力いただいている株式会社インタラクト様の東京オフィスをお借りして発信会場としました。偶然にも、順天堂大学の本郷・お茶の水キャンパスはこのオフィスから徒歩5分ほどの距離にあります。
できるだけ良い画質で届けたいので、デジタルビデオカメラをPCに接続して使用しました。MacBook Proとの接続にはHDMI-USBのキャプチャデバイスを使用しています。
ゲームパフォーマンス分析の基礎的な知識や手法を、というご依頼でしたので、テーマを「球技のゲームパフォーマンス分析 〜 基礎となる理論とその技法 〜」とし、講義と演習で構成しました。
講義内容です。
1. 記述的ゲームパフォーマンス分析の基礎知識
[演習1]手作業による試合分析
[演習2]ゲームパフォーマンス分析ソフトウェアを使った試合分析
2. ゲームパフォーマンス分析における最新のトレンド
演習は手作業(紙とペン)での記述的ゲームパフォーマンス分析と、パフォーマンス分析ソフトウェア(Vosaic)を使用する分析の2通りの作業を行いました。私自身も分析ソフトの販売者の1人ですが、コンピュータを使った分析システムの普及が進んでいる今だからこそ、こうした単発の授業であっても、手作業での記述分析から体験してもらいたいと思っています。
2種類の演習を行ったため、やはり時間配分が少し窮屈になってしまいましたが、手作業と分析ソフト、それぞれの特長や、データ収集のしやすい入力フォームを考える視点、そういったことをお伝えできたかなと思います。12月6日の回は23人で分析ソフトを操作してもらいましたが、遠隔での指示であっても、大きな問題なく進めることができたと思います。
今年の後期は3つの大学で、5回の講義の機会をいただきました。話し下手なのはなかなか向上しませんが、その都度、少しずつでも改善しつつ臨みたいと思っています。
これも分析・改善のサイクルですね。
(橘 肇/橘図書教材)