この記事はvosaic.comの記事「Enhancing Teacher Reflection Through Video Analysis: Insights from Tara Kaczorowski」の機械翻訳を編者が編集したものです。原文の意味や意図を改変しないように細心の注意を払っておりますが、もし疑問点がございましたら、原文をご参照ください(編者:橘 肇)。
ダーメン大学の教育プログラム担当エグゼクティブディレクターであるタラ・カチョロフスキ氏は、最近のプレゼンテーションで、教員養成におけるビデオを活用したリフレクション(省察)に関する豊富な経験を共有しました。STEMと特別支援教育のバックグラウンドを持つタラ氏は、2018年からビデオ分析ツールを活用して、実習や授業における学生のリフレクションを向上させています。

この記事では、特にVosaicを用いたビデオ分析に関する彼女の主要な洞察を要約しています。記事の中のタイムスタンプを使って、ビデオの中の該当部分を参照することができます。
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教員養成におけるビデオ分析の重要性
タラ氏は、特別支援教育においてビデオ分析は確立された実践であり、教員養成プログラムでの適用が拡大していることを強調しました。彼女は、デブリーフィング中に記憶だけに頼ると、指導教員と教員候補者との間で誤解が生じる可能性があると指摘しました。ビデオ分析は、教育の実践に関するより正確な議論を可能にし、より深いリフレクションと指導スキルの向上をもたらします(05:02)。
ダーメン大学とイリノイ州立大学でのビデオ分析の導入
次にタラ氏は、ダーメン大学とイリノイ州立大学(ISU)という2つの教育機関での経験を共有しました。ISUでは、パンデミック中にビデオを使用して遠隔指導を導入し、指導教員が教室に物理的に立ち会うことなく教員候補者を評価できるようにしました。このアプローチには、248か所の実習先にわたる471名の学生が参加し、フィードバックでは、ビデオ分析が評価とリフレクションの質を向上させたことが示されました(03:15)。
ダーメン大学では、タラ氏はその基盤をさらに発展させ、学生がどのようにビデオにタグを付け、自分の教育実践について何に気づくかに焦点を当てています。このプロセスは、教師主導から学生主導へと変化し、候補者が自分の授業を記録し、重要な瞬間にタグを付け、指導教員が映像をレビューする前に自分の教育についてリフレクションを行うようになりました(09:42)。
ビデオ強化型リフレクションの利点
タラ氏は、リフレクションにビデオを使用することについて、いくつかの利点を強調しました。
- 時間と柔軟性:ビデオ分析は、指導教員と教員候補者の両方の時間を節約し、非同期フィードバックと複数の授業の記録を可能にします(19:07)。
- 客観的な評価:ビデオ分析は、教育実践のより客観的な視点を提供し、記憶や主観的な判断への依存を減らします(20:27)。
- より深いリフレクション:候補者はリフレクション中に自分の欠点に焦点を当てがちです。しかしビデオを使用すると、自分の実践の中の成功した場面を認識できるため、自分のパフォーマンスについてよりバランスの取れた見方を持つことができます(21:07)。
- デブリーフィングの質の向上:教員候補者がビデオについてリフレクションし、指導教員との議論に備える時間があるため、デブリーフィングの質が大幅に向上しました(22:12)。
課題と今後の方向性
こうした数多くの利点がある一方で、タラ氏は、この方法では従来の指導のような対面での関係構築が行いにくいといった、いくつかの課題があることも認めました。しかし、多くの関係者がパンデミック後もビデオ分析を使い続けたいと表明しています(25:41)。
今後、タラ氏はリフレクションのプロセスをさらに強化するために、VosaicのAI機能の活用を探る予定です。これには、教師の会話時間と生徒の会話時間の分析が含まれ、演習授業のダイナミクスに関する貴重な洞察を提供できることが予想されます(37:10)。
結論
ビデオ支援型リフレクションに関するタラ・カチョロフスキ氏のプレゼンテーションは、教員養成におけるビデオの活用を変革する可能性を強調しています。教育実践の具体的な証拠を積み重ねていくことにより、ビデオ分析はリフレクションを強化するだけでなく、教育者間での継続的な改善の文化を育みます。教育機関が新しい技術に適応し続けるにつれて、Vosaicのようなビデオ分析ツールの活用は、教室での効果的な教育実践を形成する上で重要な役割を果たすでしょう。
(文:エミル・プリカニッチ/Vosaic ゼネラルマネージャー)
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Vosaicの安全なクラウドベースのビデオプラットフォームは、教師、現職教師、管理者が理論と実践のギャップを埋めるために使用されています。簡単な操作でビデオの録画、コメント、共有ができるため、ユーザーはより効果的に観察、指導、自己省察を行うことができます。
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橘図書教材について
日本のスポーツ界へのパフォーマンス分析システムの普及に20年間努めてきた代表者が、2019年に設立しました。スポーツを超えた幅広い分野の教育にもビデオコーチングを普及して貢献すべく、Vosaicの日本国内総代理店として販売とサポートを展開しています。
分担翻訳:スポーツパフォーマンス分析入門(株式会社大修館書店)
著 書:スポーツパフォーマンス分析への招待(有限会社ブックハウス・エイチディ)