自己省察は、教師の専門能力開発において重要な役割を果たします。具体的には「良い指導がどのようなものであるか」を教師がより深く理解するのに役立ちます。
研究では “reflection in practice” と “reflection on practice” の違いが示されています。

  • “reflection in practice” とは、教えているその瞬間の思考を指します。
  • “reflection on practice” では、教師が過去の行動を思い出し、何がうまくいき、何がうまくいかなかったかを評価する必要があります。

どちらのタイプの “reflection”(自己省察) にも課題が伴います。
“reflection in practice”の場合、教師が全てを見聞きする必要があります。例えば、教師が一人の生徒をサポートしている間、教室の別の場所にいるタスク外の生徒の行動を見逃す可能性があります。
“reflection on practice”の場合、教師自身が細部を正確に記憶しているかどうかに依存します。しかし、大概の場合はせいぜい大枠の場面しか記憶されず、自己省察の実践に必要な細部の記憶は大部分が消え去っています。

Vosaicがどのように役立つのか

多くの学区では、教室でのビデオ使用を採用して自己省察の実践をより効果的に改善しています。ビデオは自己省察を効果的に行うための良い手段ですが、管理するツールがない限り、効率の面で問題を伴います。

ここでVosaicの出番です。モバイルデバイス(または他のカメラ)を使用して教師がビデオを記録できるだけでなく、ビデオコーディングと注釈用にカスタマイズできる自己省察ルーブリック(評価項目)も含まれています。ビデオによるパフォーマンスの発見は、カスタムのルーブリックなしでは不可能です。 

ビデオで自分自身を見るのは楽な事ではありません。何回も「えーと」や「あのー」と言ったり、ボディーランゲージや声色、その他の「癖」に気を取られたりすることがすぐにわかります。自己省察ルーブリックを使用していないと、これらの「癖」に目移りして、有意義な自己省察の邪魔となります。ルーブリックは教師が気を散らす事なく、教育の実践や学習、学生に集中することを支援します。
Vosaicのルーブリックはビデオプレーヤーの一部となっています。 これにより、自己省察プロセスがさらに効率的で、集中的で没入感のあるものになります。

Vosaicによる集中的で没入感のある自己省察

さらに、ビデオに関連付けられたルーブリックを参照することにより、教師は実践のエビデンスを即座に見ることができます。別のドキュメントを参照する必要はもうありません。すべてが1か所にあります。

Vosaicの性能はこれだけではありません。ビデオはクラウドにアップロードされているので、スーパーバイザーや指導コーチもこの実践のビデオにコーディングやマークアップができるのです。

Vosaic iPadアプリで録画中に講義をマークアップする

録音が完了すると、指導コーチは教師と一緒に講義をすぐに視聴できます。講義の直後にレビューする時間がない場合は、いつでもどこでも誰でも、安全にビデオにアクセスする事が可能です。
ビデオはライブでコーディング/マークアップされているため、教師はさほど重要ではない部分をスキップし、マークアップされた瞬間のみに集中できます。

注目すべき重要な瞬間を示すVosaicタイムライン

まとめ

自己省察を有効に行うには、ビデオ録画を利用する事が必要です。しかし優れたツールなしでビデオを使用すると、効率と注意散漫の課題が生じます。Vosaicは、気を散らす事なく、パフォーマンスを改善すべき瞬間に教師がすばやく簡単に集中できるよう、効率的なソリューションです。

[ Provided by Vosaic ]