「カメラに映った自分の声や表情が嫌で、ゾッとしてしまう。」ビデオを使った教員研修を行おうとして、ビデオフィードバックの効果を説明するたび、こんな反応を耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ソーシャルメディアに投稿する短い動画は気楽に撮影するのに、自分の専門能力を改善するためのビデオ撮影となると、どうして多くの人が敬遠するのでしょう。リスクを高く見積り、不安を増し、闘争・逃走防衛メカニズムが働くようになるのです。学習者がビデオ撮影を快適に感じられるかどうか、それはコーチの責任なのです。

そのヒントを、次に示します。

  1. 撮影を始める前に信頼関係を築き、コーチのサポートする内容について説明しましょう。なぜビデオでの撮影は緊張するのか、その恐怖を克服するにはどうすればよいのかについて、学習者とまず話し合いましょう。
  1. ビデオ撮影は、あなたとその人だけのものであることを理解させましょう。試しに自分が教えたり、話したりしているビデオを短時間だけ録画し、それを見た後にすぐ削除させてみましょう。自分のビデオを見ることに対する安心感を醸成することができます。
  1. 最初に撮影する日に向けて、十分な準備を行います。使用するカメラや携帯端末、撮影の方向などをあらかじめ示しておきましょう。役割を交替してみること – コーチがプレゼンテーションを行い、それを2〜3分撮影させてみましょう。この「モデリング」は、あなたとビデオの両方に対する安心感を与えるための素晴らしいツールです。
  1. 最初のセッションを録画した後でもまだ不快に感じているようであれば、まず1人で映像を見てもらい、問題点と良い点の両方を自分でメモしてもらいます。次にビデオを一緒に見て、肯定的に考えていた部分に焦点を当てます。
  1. 録画したセッションで何を見るのか、常に目標を設定します。まず1つないし2つの目標を設定し、ビデオを見直すときには、その目標に関連することだけに集中しましょう。曖昧さと不安の感情を減らすことができます。

もしこれらのヒントに納得し、試してみたいと思ったら、Vosaicのビデオプラットフォームを使ってみてください。ビデオを使ったコーチングのプロセスがよりシンプルに、より快適になることでしょう。

Vosaicでは、コーチと教員が一緒になって、簡単にビデオを録画できます。ビデオはデフォルトでは非公開ですが、設定次第で簡単に共有できます。コーチと教師は改善ポイントを明確にする「フォーム」を簡単に設定できるので、設定した目標に集中して観察することができます。

マークアップしたクリップをVosaicのビデオプレーヤーで表示しています。

Vosaicはビデオクリップにタグを付けることができる唯一のツールです。タグ付けされたクリップにはそれぞれ時間幅が設定されているので、その瞬間のレビューを非常に効果的、かつ効率的に行うことができます。


この記事はVosaic.com内の記事「Tips for Teacher Coaching with Video」を翻訳したものです(画像とも)。


Vosaicについて

Vosaicの安全なクラウドベースのビデオプラットフォームは、教師、現職教師、管理者が理論と実践のギャップを埋めるために使用されています。簡単な操作でビデオの録画、コメント、共有ができるため、ユーザーはより効果的に観察、指導、自己省察を行うことができます。
Vosaic日本国内総代理店の橘図書教材では、Vosaicの販売、および導入後のサポートを行なっております。また、授業力向上のための授業診断プログラムもご提供しております。ぜひお問い合わせください。

橘図書教材について
日本のスポーツ界へのパフォーマンス分析システムの普及に20年間努めてきた代表者が、2019年に設立しました。スポーツを超えた幅広い分野の教育にもビデオコーチングを普及して貢献すべく、Vosaicの日本国内総代理店として販売とサポートを展開しています。
共訳書スポーツパフォーマンス分析入門(株式会社大修館書店)
連 載スポーツパフォーマンス分析への招待(月刊トレーニング・ジャーナル/有限会社ブックハウス・エイチディ)

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