ハーバード大学教育政策研究センターは「ベストフットフォワード」研究で、教室内での観察の代わりに動画による観察を使用する事により、教室観察プロセスのいくつかの側面を改善したと発表しました。

  • 公平性に対する教師の認識の向上
  • 観察後の議論における防御力の低下
  • 教師による更なる自己評価への誘導
  • 観察業務の授業時間外ヘタイムシフト

この調査にはデラウェア州、ジョージア州、コロラド州、ロサンゼルスの347人の教師と108人の管理者が参加し、Vosaicのような安全なソフトウェアプラットフォームを使用して動画を視聴し、動画の特定のシーンに合わせてタイムスタンプ付きのコメントを提供しました。
動画は教師と校長の間、或いは教師と外部コンテンツの専門家の間の1対1のディスカッションで使用されました。

研究のハイライトをご紹介します。
詳細なレポートへのリンクは投稿の一番下にあります。

教師は進んで授業を記録し視聴しましたか?

はい。
カメラの制御を教師にさせる事で、教室観察のモードを対面からビデオに正常に移行する事が出来ました。96%のtreatment teacherは管理者に動画を提出することにより、3つの観察全てを完了しました。また、96%が仮想コーチで少なくとも1つの観察を完了し、85%が仮想コーチで2つの観察を完了しました。
treatment teacherは自分のレッスンビデオを平均13本収集しましたが、必要なのは5本だけでした。

動画の使用は教え方や教室に対する教師の認識をどのように変えましたか?

自分のレッスンを見る機会により、教師はより自己批判的になりました。treatment groupの教師のうち42%が「動画を見る事で以前は気づかなかった学生の行動や自分の行動に“かなり頻繁に”もしくは“非常に頻繁に”気づいた」と報告しました。

動画の使用は教師と監督者間の会話をどのように変えましたか?

教師は、監督者がより支援的であり、観察がより公正であると感じました。彼らは評価に関して意見の相違が少ないことを報告し、観察後会議において実習における特定の変化を説明する傾向がありました。

動画の使用は監督者の時間にどのように影響しましたか?

監督者は観察により多くの時間を費やし、事務処理に費やす時間を減らせると報告しました。更に、動画を見る事で監督者は観察業務をタイムシフトできました:ログインの3分の2は、授業時間外(昼食時間、放課後2時間、夕方、週末、休日)に発生していました。

教師と管理者は今後も動画の使用をサポートするでしょうか?

treatmentとcontrol、双方の教師がプロジェクトに参加することを志願しました。その為、教室観察での動画の使用を今後も支援することが期待されます。
動画を実際に1年間使用した後、動画を使用した教師は比較グループの教師よりも直接の教室観察の一部または全ての代替として動画の使用をサポートする傾向がありました。

この調査は、教師が動画収集と提出プロセスを制御できるようにすることで、教室観察プロセスのいくつかの側面が改善されたと結論付けています。これにより教師の公平性に対する認識と自己評価が高まり、管理者においては観察義務を業務時間外に移すことが可能となりました。 

詳細な研究結果はこちらからダウンロードが可能です(英語)。 

学校が教室観察ソフトウェアとしてVosaicを使用する方法

柔軟性、使いやすさ、及びサポートにより、Vosaicは教師を動画観察し指導する為の新たなスタンダードとなりつつあります。
学校でのVosaic使用例を以下に示します。

[ Provided by Vosaic ]