ローレント・ラガルド氏は、フランスのリヨンにある人材開発会社、Capite Corpusの創立者です。ラガルド氏は、自身のキャリアにおいて成功するために開発したスキル・経験を活かし、クライアント自身が自らのソフトスキルを磨き、専門的な能力を高めることを支援しています。

ラガルド氏らのチームが日々直面している課題は、クライアントのパフォーマンスをコーチとして正確に評価するということです。Capite Corpusの使命は、クライアントの対人スキルを総合的に開発することですが、1人の目だけで、個人のパフォーマンスのすべてを一度に把握するのは難しいことです。たった1人のコーチでこれをやろうとすれば、細部の重要な点を見逃す可能性があります。

そこでCapite CorpusはVosaicを採用し、その直感的なプラットフォームによるビデオ録画とフィードバックを使って、クライアント企業とそのスタッフのビジネスにおける競争力を高めています。Vosaicによって、コーチはクライアントの会話、プレゼンテーション、営業トークについて、あらゆる面を記録できます。そして、記録したビデオとVosaicのタイムリーなフィードバック機能との組み合わせによって、ラガルド氏とそのクライアントは、対人スキルの「パフォーマンスディスカバリー」(パフォーマンスの発見)のツールを持つのです。

- あなたの会社について簡単に教えてください。

Capite Corpusは、対人コミュニケーションを専門とする人材トレーニング会社です。私たちの目標は、人がもともと持っている能力だけでは対応できないような専門的な状況において、適切な言葉を見つけ、対応できるようになる能力の開発を手助けすることです。コミュニケーションの技術の開発によって、状況に最も適した対応ができるように、その準備の幅を広げておくことができます。
私たちのトレーニングは非常に実用的で、多くのシミュレーションがあり、行動の変化がもたらすメリットを実感してもらえます。

- あなたの業界にとって、ビデオ分析の利用にはどんな魅力がありますか?

言語コミュニケーションのトレーニングに関して、ビデオによるフィードバックはトレーナーと研修生の双方にとって有益です。トレーナーは、より正確で客観的にフィードバックを行うことができます。また研修生にとってビデオ分析は、画面上で見られる(聞こえる)「エビデンス」のおかげでテクニックを身につける上での難しい点を認識することができ、より良い実践を定着させるためのヒントが得られます。

- Vosaicをどのように活用しているのですか?

私たちはVosaicをより多くのトレーニングで使用しています。主に3つのテーマがあります。

  • 経営
  • 販売
  • 人前で話すこと

経営販売のトピックでは、Vosaicを2つのレベルで使用しています。
まず、方法論で推奨されている手順に従っているかどうかを確認します。
次に、メソッドの段階のそれぞれで、研修生たちが物事をどのように話しているのか、正しいフレーズを使用しているのかどうか、それを検討します。
口頭でのコミュニケーションの特徴については、Vosaicを使用して、非言語的コミュニケーション(ジェスチャ、姿勢、擬態、表現)と声(イントネーション、音量)の両方で話し方を分析します。まずトレーニングを開始する時に、Vosaicを使用してクライアントの現在のスキルを確認することで、どこからプログラムを始めるべきかを定めることができます。研修生が上達するにつれて、さらにVosaicをを使って、教わったことが身についているかを評価できます。

- 業界の他社にVosaicをお勧めしますか?
その理由は?

Vosaicはどんどんお勧めしたいのですが、正直なところ競合他社にはちょっと…ですね。プロジェクトによっては、Vosaicが他社との差別化をもたらしてくれるので、そのアドバンテージをできる限り長く維持したいですよ。 

- ビデオを使って、どのような点に注目しているのですか?
Vosaicのマークアップフォームを何かご紹介していただけませんか?

研修生が実践する方法論ごとに、特定のフォームを作成しています。通常、次のように進めています。

  • 青いマーカー(モーメント – 下の図の横長四角形のボタン)を使用して、話し手のメソッドのステップを識別します。
  • 次に濃いピンクのマーカーを使用して、各ステップ内の言語の要素を識別します。
  • 赤(悪い)、オレンジ(改善)、緑(良い)の各色を、話し手がステップを使えているか、適切な言葉を選んで話せているか、その品質の指標として使用しています。

このようなフォームを使用して、プレゼンテーションや営業トークのシミュレーションに関して、正確なフィードバックを研修生に提供しています。
改善を重ねて、最終的に目的にぴったり合ったフォームが完成しました(時には、モーメントやタグが約20個になることもあります)。コーチにとっては、リアルタイムでビデオをマークアップすることに慣れるための練習が少し必要ですが、比較的迅速に慣れることができました。

- Vosaicからは、他の方法では得られなかったどのような見識を得ましたか?

以前もビデオを使用してパフォーマンスを確認していました。しかしマーカーなしでビデオを確認するのは時間がかかるため、定期的には使用していませんでした。場合によっては、ビデオ全体をずっと見て、それで研修生の成績や改善点を指摘する必要がありました。
マーカーの使用は、私たちにとって小さな革命でした!ビデオを全て再生する必要はありません。確認したいポイントに、直接移動することができます。Vosaicは私たちにとって非常に時間の節約になり、余った時間をより多くの練習に使えるのです!

- Vosaicからフィードバックを受け取った人からどのようなコメントをもらいましたか?

研修生は、概ね最初からこのツールに非常に感銘を受けています!
次にトレーナーに会う前に、トレーナーがマーカーで入力した改善ポイントを見ておくことによって、トレーナーとの関係を維持できているのです。
結論を言えば、研修生たちはこのマーカーによって得られるフィードバックの客観性と正確性を高く評価しています。

- 他の方法だったら見逃していたものを観察するのに、Vosaicがどのように役立ったか、何か興味深い話やエピソードはありますか?

当社の経営、販売セミナーでは、私たちが設定する困難な状況に対して、何をすべきか、どのように対応するかを既に知っているという経験豊かな人たちがよくいます。このような場合、Vosaicを使用すれば、いちいち言葉によるフィードバックを行う必要がなくなり、言葉による摩擦を避けることができます。タイムライン上のマーカーでフィードバックを見せるようにすれば、研修生は自己の行動を客観的に見ることができ、その結果、謙虚にアドバイスを受け入れやすくなるのです。

[ Provided by Vosaic ]

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