ビデオを活用したフィードバックやコーチングは、観察者の記憶に頼った口頭でのフィードバックよりも、実践の改善に効果的であることは言うまでもありません。そのためのさまざまなビデオ分析ツールがありますが、高額なパッケージソフトウェアであったり、1人単位の課金でも人数が増えると高額になってしまったりと、予算の限られている組織が導入に躊躇してしまう理由の一つになっています。

過去20年以上、パフォーマンス分析ソフトウェアの普及に努めてきた橘図書教材の代表が自信を持ってお勧めする「Vosaic」は、そうした従来のビデオ分析システムとは違った特徴を備えています。PCに関係なく使用できるクラウド型であり、シンプルな機能、オーディオファイルの自動文字起こしといった機能も備えています。最も重要な点は、1つのビデオフレームだけにマーキングするのではなく、重要な場面を継続時間のあるクリップとしてマーキングできることなのです。この機能は、ビデオフィードバックを行う際、指導者と学習者が実際の実践の様子を効果的に確認する上で不可欠なものと言えるでしょう。

導入費用についても、有料ユーザー(管理者ユーザー)と無料ユーザーからなる柔軟な価格設定によって、必要な人数だけの低コストで利用できます。実際の活用シーン別にご説明しましょう。

有料ユーザー(管理者ユーザー)と無料ユーザーの違い

【有料ユーザー】Vosaicの基本パッケージに1人含まれています。ビデオの録画、アップロード、分析フォームの作成など、すべての機能を使用することができます。
【無料ユーザー】人数無制限で登録できます。自分に共有されたビデオについて、視聴、マークアップ、コメントをすることができます。

Vosaicの価格設定は、動画をアップロードできる有料ユーザーの数に応じて支払額が決まる仕組みです。
有料ユーザーに割り当てることのできるロールは「Educator」、「Learner」、「Administrator」の3種類です。このうち「Administrator」は、必ず1人置くことが必要です。無料ユーザーに割り当てることのできるロールは「Viewer」です。ロールは、ユーザー間で簡単に変更できます。適切に使えば、Vosaicの年間使用料を大幅に節約できます。

例1. 大学の教員養成課程の実習授業

【シナリオ】
32人の教員志望学生を担当している教員が、Vosaicを使用して模擬授業の振り返りを行うと想定してみましょう。前期の授業では16人の学生が自分の模擬授業のビデオをアップロードし、残りの学生は後期の授業で自分の模擬授業のビデオをアップロードするとします。

【購入するユーザー数】
必要な有料ユーザーの数は、アカウント全体の管理を行う教員と学生16人分、合計17人分です。前期に模擬授業のビデオをアップロードする学生16人に有料ユーザーを割り当てます。この場合、ロールは「Administrator」でなく、「Educator」もしくは「Learner」にしておくことをお勧めします。残り16人の学生は無料ユーザーの「Viewer」として登録します。「Viewer」の学生は、有料ユーザーの学生がアップロードしたビデオを共有してもらうことで、ビデオの閲覧や分析を行うことができます。

【ポイント】
後期の授業が始まる前に、前期に「Viewer」だった学生に有料ユーザーのロールを割り当てることで、ビデオのアップロード権限を与えることができます。この方法で、学生の人数の半分の年間契約料、すべての学生が分析に基づいた効果的な模擬授業の振り返りを受けることができます
さらに思い切って導入経費を下げる方法として、ビデオのアップロードや分析フォームの作成をアカウントの管理者(教員、または授業補助者)だけが行うという方法があります。学生が何人であっても、基本パッケージ1つ(有料ユーザー1人)で賄うことができます。もしストレージの量が不足する場合は有料で追加できます。

例2. 教育委員会の指導主事や校内の指導担当教員

【シナリオ】
指導主事や指導担当教員は、教員に対する定期的な指導や研究授業のサイクルに合わせてVosaicを使ったコーチングを行うことができます。学校の規模によっては、一度に指導する教員が1人だけの場合もあれば、30人の場合もあるでしょう。例えば、15人の教師がいる小規模な学校で、1週間に1人ずつ、授業観察とフィードバックを行うと想定してみましょう。

【購入するユーザー数】
必要な有料ユーザーの数は2つだけです。1人は指導担当教員が使用し、もう1つは指導を受ける教師に週ごとに順番に割り当てます。指導を受ける週ではない残り14人の教師全員も「Viewer」としてVosaicにアクセスできます。指導を受けている教員の「ベストプラクティス」のビデオを共有し、閲覧できるのです。自分自身の研究授業のビデオをアップロードして、その映像を他の教師たちに共有できる権限を持っているのが1名だけということです。

【ポイント】
最低限必要な人数分の有料ユーザーを契約することで、予算を最大限に活用しながら指導力を改善することができます

例3. 教育法、コーチング法の研究者

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【シナリオ】
ある研究プロジェクトにおいて、評価者間信頼性(IRR)の検証のためにビデオをコーディングすると想定しましょう。

【購入するユーザー数】
ビデオのコーディングを行う人数分の有料ユーザーを購入する必要はありません。ビデオをアップロードする担当者が1人なら、有料ユーザーは1ユーザーのみ契約すればよいのです。
コーディングの作業だけを行う共同作業者は、無料の「Viewer」ユーザーとして招待します。ビデオをアップロードした有料ユーザーがそのビデオを共同作業者と共有することで、共同作業者はブラインドコーディングやビデオ分析、発話分析を行うことができます。

【ポイント】
データの品質を犠牲にすることなく、研究予算を最大限に活用できます。

例4. 医学部/看護学部、看護学校のシミュレーションラボ

【シナリオ】
5人のシミュレーション技術者がいて、それぞれ学生3人が参加するシミュレーション研修を2コマずつ担当していると想定しましょう。ユーザーの数は技術者5人、学生30人(3×5×2)の合計35人です。

【購入するユーザー数】
購入すべき有料ユーザーは技術者5人分だけです。5人の技術者は有料ユーザーとしてビデオを録画、アップロードし、学生は無料ユーザーとして「Viewer」のロールでVosaicに招待します。学生たちは自分に共有されたビデオについて、視聴やコーディングを行うことができます。

【ポイント】
例えば100人の学生がいる看護学校で、シミュレーションのビデオを録画してアップロードする役割が必要な人が35人いる場合は、35人の有料ユーザーアカウントを契約するだけで、100人の学生全員がVosaicにアクセスしてビデオを視聴、分析することができるのです。録画とアップロードができるのは35人だけですが、これも簡単に変更できます。ビデオのアップロードが完了したら、有料ユーザーを別の35人の学生に割り当て直せば、その35人が新しくシミュレーションビデオの録画とアップロードを開始できます。

ビデオベースのフィードバックを、いますぐ始めませんか。

Vosaic国内代理店の橘図書教材では、お客様のご予算を最大限に活用するために、お客様のニーズに基づいて最適なお見積りをいたします。またVosaicの機能についてご不明な点がある場合は、14日間の無料トライアル(期間を除き、機能はすべて正式契約後と同じです)がご利用になれますので、利用前の疑問を解消していただけます。サポートも日本語で対応いたします。ぜひお問い合わせください


Vosaicについて

Vosaicの安全なクラウドベースのビデオプラットフォームは、教師、現職教師、管理者が理論と実践のギャップを埋めるために使用されています。簡単な操作でビデオの録画、コメント、共有ができるため、ユーザーはより効果的に観察、指導、自己省察を行うことができます。
Vosaic日本国内総代理店の橘図書教材では、Vosaicの販売、および導入後のサポートを行なっております。また、授業力向上のための授業診断プログラムもご提供しております。ぜひお問い合わせください。

橘図書教材について
日本のスポーツ界へのパフォーマンス分析システムの普及に20年間努めてきた代表者が、2019年に設立しました。スポーツを超えた幅広い分野の教育にもビデオコーチングを普及して貢献すべく、Vosaicの日本国内総代理店として販売とサポートを展開しています。
分担翻訳スポーツパフォーマンス分析入門(株式会社大修館書店)
著  書:スポーツパフォーマンス分析への招待(有限会社ブックハウス・エイチディ)

[ Provided by Vosaic ]

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